”Art in Daegu 韓国テグ市での滞在制作の記録”
今回Antennaはテグ市にて行われる展覧会「Art in Daegu」に招待され、現地での滞在制作とパフォーマンスを行う事になりました。展覧会自体は10/2より既に始まっており会期は10/19日までです。ここでは展覧会が始まるまでの記録を紹介していこうと思います。
10/02:パフォーマンスと作品へのアプローチ
アートプロジェクトが行われる会場の一つである、「國債報償記念公園」はテグ市の広報によると、1907年に徐相日、金光濟などが中心になって、日本帝国主義の侵略で衰えてきた国権を回復させるため平和的かつ自発的である國債報償運動を展開し全国的に大きな影響を与えた事を記念して作られた場所であり。歴史的に「オカネ」を中心に日本と大変密接な関係にある土地なのだそうです。そこでAntennaは今回の作品において、貨幣経済や、大量生産や、大量消費、資本主義等を作品のテーマとし。現代社会における「オカネ」と「国」と「歴史」と「人々の暮らし」について様々な角度から考察し、Antennaがやってきたことと、それらのテーマとを重ね合わせ、メンバー間での議論を戦わせる中で出来上がったのが今回の作品とパフォーマンスなのです。
出発前に皆で記念撮影です。今回のパフォーマンスには地元の学生さんが多数参加して下さいました。
街の人々にお札を配って練歩きます。
みんな不思議そうに行列とお札を見ています。
警察の方々に咎められるのかと思いきや、興味津々なだけでした。
配れるだけ配ります。
メイン会場は凄い数の人です。
アートプロジェクトディレクターのキム・ジュンギ氏が会場の皆さんに解説してくれました。
ジャッピーは「國債報償記念公園」で一眠り。
完成した作品「日出ズル富士ノ神 札念来迎像」です。
入り口です。
韓国で制作した天蓋です。
お札の紙垂です。
お札の山です。
ジャッピーの持つ可能性を改めて強く感じる展覧会となりました、「Art in Daegu」で出会った全ての人に感謝、本当にありがとうございました。
田中英行