”Art in Daegu 韓国テグ市での滞在制作の記録”
今回Antennaはテグ市にて行われる展覧会「Art in Daegu」に招待され、現地での滞在制作とパフォーマンスを行う事になりました。展覧会自体は10/2より既に始まっており会期は10/19日までです。ここでは展覧会が始まるまでの記録を紹介していこうと思います。
9/30:制作
残された制作期間はあと2日間です。材料も、もう探し歩いている時間はありません、あとはひたすら完成に向けて作業を進めるのみです。
前日の夜に届いた発砲です。スタッフの方がこれを乗用車の天井にガムテープでぐるぐるに巻き付けた状態で発砲を運んで来られた時には腰をぬかしました。
全てをゴールドに塗っていきます。
韓国の金色スプレーは日本では見た事無いくらいの輝きを放ちます。
棟梁市村の作った木製フレームに素材をくくり付けてカタチを創りあげていきます。この辺りからが制作の過程で一番面白いところですね。イメージしていた姿が現実に、あらわれてゆく瞬間は言いようの無い楽しさがあります。
10/01:制作、仕上げ
ほぼ完成の姿が見えてきました、あとは日本から送った素材と、ジャッピーの到着を待つだけなんですが、、、荷物が前日になっても届きません、困りました。
アートプロジェクトのドキュメンタリーを制作している方々からの取材を受けます。こういう場面にも、最近すっかり慣れてきました、なかなか良いコメントが出来るようになってきたのではないでしょうか。
ドキュメンタリーのスタッフの中にAntennaの作品を見た事ある!!という方が居て、一緒に作品ファイルを見ながら盛り上がりました。
Antennaのイラスト部門シュール担当の岡寛志が制作した2億ヤマトをとりあえず山盛りにします。たまらず、市村はお札の山に埋もれてみます、本物ではないのに何だかものすごくゴージャスな気分になってしまう、不思議な現象です。
オープン前日なのにジャッピーはまだ届かない、ピンチです。
眠れぬ夜を迎えそうな予感。
田中英行