だいぶ日がたってしまいましたが、個人制作の作品を紹介したいと思います。
卒業制作で、デザインセンターを新たに京都につくる提案をしました。
他の都市にあるデザインセンターではなく、「京都」にあることの意味を自分なりにとらえ、建築として表現した作品です。
「京都」という場所(コンテクスト)と建築の関係性について考えたことは、Antennaの活動とつながるところが多々あります。個人制作の方では、Antennaの作品とはまったく違うテイストで制作してきましたが、こういったでのつながりが現れてきたのは面白いな、と感じています。

title: straightcurve -KyotoDesignCenter-
site: 京都市内松ヶ崎周辺
 南面ー現在のメインストリートである北山通に面している。
 北面ーもともとの旧道(府道103号上賀茂山端線)に面している。
現代と過去、2つのラインがつながる三角形の土地。
concept:
デザインセンターを新しく京都につくることの意味ー
京都 = 過去・現代・未来 をつなぐ場所
 昔から使われてきて今もなお京都に残る単位ー‘‘間’’
 現在の基準となっている単位ー‘‘m’’
これらを組み合わせることで二面性のある空間をつくる。
‘‘100間’’と‘‘100m’’で構成された新しいデザインセンターの提案。
直線の‘‘100m’’と自由曲線の‘100間’’(約180m)が敷地の形状にあわせて変化したプランの構成。内部と外部が入り混じるような空間構成。
material:
曲面はハーフミラーガラスを使用し、昼夜の表情に変化をもたらす。
昼は周辺の山の景色を映し出すスクリーンとなる。


古川きくみ