展覧会出展のお知らせです。Antenna Mediaのアーティストとして参加しています。コアメンバーの田中英行(http://tanakahideyuki.com/)も出展中です。

会期:2013/4/13〜2013/5/19

会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA @KCUA1, @KCUA2, ギャラリー B

休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜休館)
時間:11:00-19:00(最終入館18:45まで)
観覧料:無料
※以下京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA展覧会概要より

京都には、共同スタジオ(アトリエ)とよばれる場所が、30軒以上も点在していると言われています。共同スタジオとは、複数人のアーティスト達がスペースを共有し、制作現場として利用している場所です。そこには、賃貸の相互負担としての経済的機能もありますが、同時に、アーティスト達の交流の場、コミュニティーとしても機能しています。本展では、展示会場内に17軒の共同スタジオを再現し、その中に、各スタジオに所属するアーティストの作品を展示します。出展作家は、総勢88人に上り、出展作品数は100点を超えます。

本展覧会は、「京都オープンスタジオ」と呼ばれるアーティスト達よって自主的に立ち上げられたイベントを起点としています。「京都オープンスタジオ」は、2009年より毎年開催されており、京都に点在する共同スタジオが、同時期にスタジオスペースを開放し、普段は制作場所としている空間を公開し、そこに作品を展示するものです。本展出展者の多くは、過去に同イベントへ出展した経験のある共同スタジオとアーティスト達を中心として構成されています。

本展では、これまで開催されてきた「京都オープンスタジオ」をさらに発展させ、普段は閉ざされているアーティスト達の制作現場をギャラリースペースに集約し、展覧会として公開します。さらに、本展に合わせ、出展スタジオ、出展作家を全て収録した同名のアーティストカタログも出版いたします。

京都という街の中で、美術について考え、語り合い、創作活動を続ける美術作家達のさまざまな制作現場を、展覧会と書籍という1つの情報として集約することで、美術を中心とした緩やかなコミュニティが、より大きな流れに繋がってゆく可能性を模索します。ここでは、必然的に生まれる軋轢や戸惑いも含め、まとまった一つの情報として発信することで、現在進行形で起きている美術について、その在り方を検証し、可能性を指し示す契機になることを期待しています。