2010年3月25日朝の6時から平安神宮前で「わくわく京都」プレチラシのヴィジュアルに使う写真の撮影を行いました、ご協力いただいた皆さんには本当に言葉にならない感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

わくわく京都とは2010年8月に行われる、京都の街の随所に散らばるアートの場をつなげる企画です。1200年以上の歴史を重ねた都市である京都が潜在的にもっている文化や創作の可能性を、今を生きる表現者達が京都でそれぞれのやり方で探ります。

平安神宮での撮影経緯
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、明治期に建設されました。当時、京都の衰退ぶりはひどかったようで、幕末の戦乱で市街地は荒廃し、明治維新によって首都が東京へと遷ったことは、市民の心に大きな打撃を与えたそうです。そのような状況下で京都を救ったのは、街の復興への市民の情熱や思い入れでした。文化や教育、生活など、あらゆる面において新しい京都が模索され、同時に伝統の維持継承にも力が注がれたそうです、これらの熱意が見事に結実して、平安神宮は創建されました。今も残る時代祭や都をどりにも同じようなことが言えます。
このような経緯は、今、私たちが自分たちの拠点としている京都の街で作品を制作・発表し、そのエネルギーの連鎖をつないでいく動きがやがては京都全体の盛り上がりにつながっていけばいいな、という願いをこめて、平安神宮にて撮影しました。
田中英行