先日和歌山に行きました。
あいにくの雨でしたが新緑の時期でもあり、また、その雨のおかげで緑がいっそう光って見えました。

雨や光や風が関わる事で自然の見せる表情は常に違う顔を見せてきて、小さい考え事をしている自分を余計小さく感じさせてくるような、そんな大きな力のような流れのような目に見ない物が存在していました。

僕は作品を作る材料に木材を使います。

木材もまたその自然の中に存在する物であって、そこにあって当たり前なのだけど、そうではないような。安心感の中にある不安感のような。
素材の一つではあるけどただの素材と言い切れないような感覚。

2日間で800kmほど移動しながら、そんな事が改めて感じられた2日間でした。